みなさんこんにちは!さて先日よりMCジョイアスの英会話レッスンがこの春リニューアルするということで、そのお知らせをさせていただいております。「ページはこちら」
それに伴い英語教育に関するあり方や、私たちが目指す英語教育の方向性やポイントだけでなく、
ブログを通して、語学に関する様々なエピソードなども紹介することで、語学を通して世界中で生きていくということを、もっと身近に知って頂ければと思っています。
そこでこのような企画を考えてみました。題して、「私の周りの世界人にインタビュー」
第一回は、私の大学時代からの友人である、旧姓本田藍さんこと、藍エクルンドさん(以下藍さん)にお話を聞きました。
私と藍さんは学科こそ違ったものの(私が作曲学科、藍さんは声楽科)大学の必修科目に語学の選択がありました。私は4年間イタリア語を履修しており、同じクラスメイトだったという縁から今日に至ります。試験前になるといつも藍さんに助けてもらっていました(笑)
そんな藍さんですが、卒業後は海外へ移住し、数カ国で長年生活し今の旦那さんと出会い結婚。つい最近、故郷の北海道に戻りお仕事されているという、国際派の印象です。今日はそんな、イタリア語履修の戦友であり、友人でもある藍さんにインタビューしてみました。
この記事をお読みになった、語学に苦手意識がある方や、語学に抵抗がある方、
これから英語を学ぶ子どもたちや、将来世界に羽ばたきたい皆さんにも
是非読んでいただきたい。そんな想いで作成した記事です。それでは、よろしくお願いします。
世界人vol.1 エクルンド藍編
筆者:おかえり、藍ちゃん。そしてしばらくぶり!笑
(日本一時帰国以来なので6年くらい会ってない)
まずは皆さんに自己紹介をお願いします。
藍さん:みなさんこんにちは!私の名前は、エクルンド藍と申します。
今は、北海道の一番小さい自治体の上砂川町という所で、
歌料理執筆の3本柱で起業予定で、地域おこし協力隊をやっています。
筆者:へー興味深い仕事だね。そして、声楽家としての活動や起業家としてのステップに向けての帰国ってことか。まず、単純に知りたかったことだけど、語学との出会いやきっかけを教えてもらえる?
藍さん:私が海外の言葉を意識するようになった最初のきっかけは、中学の英語で洋楽の授業があって、ABBAとビートルズのCDを買って、歌詞を覚えたことがきっかけかな。イタリア語の方は、音楽科のある高校に入学し、1年生の時にイタリア語を初めて歌って、それからの付き合いになります。
筆者:え?そうなんだ。実は高校生の頃からイタリア語に少し触れていたんだね。
ちなみに、英語の成績やイタリア語の成績はどうだった?
藍さん:英語やイタリア語の成績ね、まず英語は高校までとってましたが、わりと平均的だったかな。イタリア語は永野くんもよくわかる通り、いつも単位落としてました笑
実はイタリア語の単位がやばくて卒業できないかもまでいきましたね。
筆者:懐かしい!まぁ俺は藍さんよりはるかに成績悪くて、俺の方こそ音楽ではなく語学で卒業が危ぶまれてたなー。そういえば、一緒にイタリア語の先生の、単位が危ない人たちを集めた救済措置でどこかのホールで開催されていた、イタリア弁論大会に出たことあったね。全員高学歴の語学系大学生たちに紛れて、俺たちが一人一人舞台でスピーチするという生き恥じ地獄。でも、あの救済措置がなければ俺は、もう一年留年していたかもしれない(笑)さて、話戻って実際に海外移住を決意したきっかけを教えてください。
イタリアに住んでみて
藍さん:海外移住のきっかけは、大学3年生の時にイタリア研修に行って、
その時にイタリアに惚れ込んだことがイタリアに移住するきっかけでしたが、
実は大学進学する前にもうドイツあたりに留学したい、なるべくはやく行きたいというのはありましたね。でも結果的に4年制の音楽大学を日本で出たのは強みになったので、大学卒業後に留学して良かったです。
筆者:なるほど。大学のとき俺らの学科にも海外研修あったけど、やはりあの年齢で一度海外に触れる機会があるのは、今後の人生において大きいことだよね。俺もあの海外研修に行ってから、世界のあらゆる文化を知りたくなったという意味で、大きなきっかけの一つになっています。ところで、実際に行くのと住むのとでは全く違うと思うんだけど、海外に住んでみて、生活環境や言葉についてはどうだった?
藍さん:実際イタリアに住んでみて、まず荷造りを間違って最初に伊和辞典しか持っていかなくて、最初の3ヶ月間和伊辞書なしだったんだよね。
なので和伊を手に入れたときにはいっきに語学レベルあがったように感じましたが、かえってその環境がよかったのかも。
筆者:へー、これぞ、正に怪我の功名!笑
藍さん:語学学校、仕事の関係で最初の3ヶ月くらいしか通わなかったので、実際にイタリア人と働いて身につけましたね。
筆者:なるほど、やはり習うより慣れろだね。
その後、イタリアで数年住んだ後に、一時帰国した…と思ったら今度は、
スウェーデンに行った訳なんだけど、それはどういう経緯があったの?
イタリアからスウェーデンへ
藍さん:イタリアに行ったあとなぜスウェーデンにいったかというと、まずイタリアで働いていたお店が閉店して職場がなくなったんですよね。
それで次の仕事もお声おかけ頂いたんですが、折角だからイタリアで声楽を学んだ成果がどうだかをみたくて、1年限定で日本に帰国する事にしたんです。それに、イタリア人によく「東京ってどんなところ?」と聞かれることもあって、これからはちゃんと答えられる様に日本の首都である東京に住もう!と思ったんです。1年限定の予定だった事と、語学を学ぶ環境を身近においておきたくてシェアハウスに住む事にしたんですが、そこで留学中のロビンと出会ってあっというまにお付き合いをして結婚し、スウェーデンに移住しました。長いなあ(笑)すみません!
筆者:いやいやそれより結婚までの道のり短っ!笑
まぁかくいう俺も今の嫁さんとは一年で結婚したけど。こういうことはなんでもタイミングと勢いって大事だよね。そういえば一度、うちの仕事を手伝いにロビンさんと来てくれたよね!俺も、その時に初めてロビンさんと会ったことになるんだけど、じゃあ、あの時が俺と藍さんが会った最後になるのか(6年前)。時が経つのは早いのう〜。汗
ところで、スウェーデンは今までとは異なるまた、新しい言語だったと思いますが実際に苦労したことやエピソードなどあれば教えてください。
藍さん:スウェーデンに行きスウェーデン語を学び始めて思った事は、はじめにイタリア語をやっておいて良かったなと思いました。
スウェーデン語は英語とドイツ語と似ているといわれますが、難易度では確かロシア語の次に難しいと言われています。もし、スウェーデン語が最初に学ぶ語学だったら、なかなかモチベーションがあがらなかったかなあと思いますね。
筆者:そうなんだ。
そういえば、中欧を鉄道で周遊旅行した時、チェコ人、ポーランド人の通訳の方から教えてもらったんだけど、例えば同じスラブ系の民族であれば、ルーツが似てるので、
国や言葉が違ってもなんとなく言っていることは分かる。と、それぞれの国でそれぞれの人が言っていたなー。俺の感覚的な話で申し訳ないんだけど、以前台湾に行った時に感じた、話せない、読めない、けど、漢字で書いてあるので、俺たち日本人には意味がなんとなく分かるっていうことに似ている。きっと、日本人にとっての中国の漢字のよう感覚なんだろうか。
さてさて、そんなわけでそろそろ最後の質問になるんだけど、
これから語学を始める子どもたち、語学に苦手意識のある大人たちに向けてメッセージあればお願いします。
皆様へメッセージ
藍さん:語学って、苦手意識を持ってしまうとそこから前に進み辛いと思うんです。実際私が語学の中で、一番英語が得意ではありませんが、苦手!って思う時ありますからね(笑)
なので苦手だな~と感じる前に、その語学に触れる時間を日常で作るとよいと思いますよ!
筆者:素敵なメッセージありがとう!正にその通りで、語学も自分次第。難しいとか苦手意識を持つのではなく、自然体に前に進めば、自然と身についていく気がします。それを勉強と思うから堅苦しく感じるんだろうね。藍ちゃんのように、興味を持ってまず辞書も持たずにその世界に飛び込んで欲しいよね(笑)では最後に、現在の活動や夢などあれば自由にどうぞ。
藍さん:
はい!現在は上砂川町という、北海道で一番小さい自治体で地域おこし協力隊をしています。11月で着任して一年が経ちましたが、今年の活動予定は音楽活動の強化と、昨年開発した石炭ケーキという炭鉱スイーツを上砂川町のふるさと納税の返礼品にする事です。1月7日から石炭ケーキをはじめ、イタリアやスウェーデンの焼き菓子の店頭販売も始めます。徐々にネット販売も開始予定ですので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!
まちの駅ふらっと
北海道上砂川町中央北1条4丁目1-5
TEL.0125-74-6400
10:00〜18:00(オーダー可能時間11:00〜17:00)
木・日曜休
声楽家としての藍さんの情報はこちら
おまけ(ロビンさん登場)
、、とインタビューも終わりに差し掛かった時、
イケメンロビンさん登場!!!!!
筆者:おー!ロビンさん!久しぶり。せっかくだからなんか一言くださいよー(笑)
ロビンさん
え〜っとでは、、、
新しい語学を取得しようとしている皆さんこんにちは!
新しい語学を取得するためには、なるべくその言語を聴いて、触れて、話してくださいね。僕も日本語をそうやって勉強しました。頑張って!
筆者:ロビンさん無茶振りに答えてくれてありがとう。
以上。インタビュー形式でお送りしましたこの企画。二人とも本当にありがとね!
イタリア→日本→スウェーデン→北海道の小さな町
と、国際結婚世界中をまたにかけて進行中の素敵な夫婦のインタビューでした。
この仕事をしていると、私の周りにもたくさんの世界人がいます。これからも細々とみなさんにご紹介できたらと思います!
それでは今日はこの辺で。
Music&Culture Joyous(MCジョイアス)
筆者こと永野隆満でしたー。
過去のシリーズ ※クリックで読めます
私の周りの世界人vol.1 「伊語の戦友世界人になる」エクルンド藍
私の周りの世界人 vol3.「世界一周→ゲストハウスオーナー」沼田基
私の周りの世界人 vol4.「旅する作曲家」かおりんぐマシン
私の周りの世界人vol.5 「日本医療業界から世界へ」ディマルコ ちよみ
私の周りの世界人 vol.6「7ヶ国語を彩る世界人」オランダまりぽさ
私の周りの世界人vol.9「英会話の先生はActress」Luna
追記:おかげさまで目標であった10名のインタビューに成功しまして、これからは知人友人以外の多くの皆様のお話も伺ってみたく、拡大いたしました。是非我こそはという皆様お問い合わせください。