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2020/09/26

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【栗山真瑠先生にインタビューvol.8】ことわざを学ぼう ・四字熟語を学ぼう ※オンラインレッスン

こんにちは。本日はvol.8ということでお届けしております、MCジョイアス講師紹介。
この企画は全国どこにいてもレッスンが受講できるオンラインシステムとなっており、講師は全部で15名(2020年9月現在)。
沖縄、九州、関西、関東、そして北海道からも数名の先生がご参加いただいております。全国のインストラクターの講座を目指しておりますので、中国、四国、東北地方の先生方も大募集中〜!<募集詳細>
過去の講師インタビューはこちらからご覧くださいね。
さてさて、では早速本日紹介する先生は、栗山真瑠先生。
以前春のオンラインスクール企画の際にもご協力いただきました。

(前回の授業紹介動画)

今回の授業は、本記事の最後でもご紹介しますが、

@ことわざを学ぼう

A四字熟語を学ぼう

以上2講座を開設、ご指導いただきます。

さて、そんな栗山真瑠先生ですが関西出身で、現在は北海道に住まわれています。

これまでの経歴や先生のお人柄。そして、なぜ「ことわざ」と「四字熟語」の講座を開設されようと思われたのか?などお伺いできたらなと思っております。

それでは、第8回インタビュースタートです。

先生にインタビュー シリーズvol.8

目次

【栗山真瑠先生にインタビュー】担当講座:@ことわざを学ぼう A四字熟語を学ぼう ※オンラインレッスン

インタビュアー永野(MCジョイアス):ご無沙汰してます。前回企画に続いてのご参加本当にありがとうございます。約半年ぶりの企画再開となりますが、今回もご一緒できて大変嬉しく思っております。
あの時は、2講座のみのご協力でしたので、あっという間の時間だったかと思いますが、今回は継続した授業になるため、先生の独創的なレッスンがより多く見られることを今からとても楽しみにしています。また、多くの子供たち(保護者様)に興味を持っていただける授業にできたらいいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、早速ですが、まずは自己紹介をお願いできますか?

栗山真瑠先生の自己紹介

栗山真瑠先生:こんにちは、栗山真瑠です。大阪生まれ大阪育ちの22歳。現在は札幌でひとり暮らしを始めてもう4年目になりますが、一言話せば「関西の人?」と聞かれるほど、大阪弁は健在です。
永野:前回企画の際もたった1日だけの授業でしたが、すぐに気付きました(笑)まぁかくいう私も南九州の人間なので、細かい方言やイントネーションは20年近く関東に住んでいても染み付いているものですし、そう直りませんけどね。(笑)方言は故郷からもらった宝です!
前回講座を担当いただいた際の様子 レポートはこちら
さて、そんな真瑠先生ですが、子供の頃から現在までどのような時間を過ごされてこられたのでしょうか?
そして、今現在は関西から大学進学のため、北海道へと渡られて、どういった夢をもち勉強されているのかなども合わせて教えていただけますか?

真瑠先生の幼少期から高校時代に至るまで

真瑠先生:はい。まず、小学校低学年の頃はピアノ、水泳、習字、絵画、体操と毎日習い事に大忙しの日々を送っていました。その頃はなんとなく通っていましたが、あの頃色んな経験をさせてくれてた母に、今はとても感謝しています。
小学校高学年からバスケ一本になり、中学受験を経て神戸女学院に進学した後も、中高バスケに専念しました。と言っても、進学校なので周りは塾に通うのが当たり前の世界。
私も友達に誘われて塾の入学試験を受けに行きました。そこが受験界では有名な東大京大受験専門を謳うスパルタ塾とはつゆ知らず…。片道2時間かけて登校し、授業を受けて部活をし、猛ダッシュで塾へ直行し、夜11時に帰宅して寝る、という売れっ子芸能人のようなハードスケジュールの青春時代でした。

恩師との出会い

何度塾をやめたいと思ったか分かりませんが、私が部活も勉強も手を抜かず頑張れたのは、一重に塾で出会った大学生アルバイトのM先生のおかげです。
勉強に専念するため運動部は推奨しないという塾の方針にも関わらず、M先生は部活で授業に行けない私に個別に教えてくれました。
高3後期のクラスは担任ではなかったのに、受験前日の
「栗山ならふつ〜に解けば受かるから!名前はちゃんと書けよ!
という電話での一言がどれだけ力になったか。
私がこうして家庭教師をしたいと思ったのも、M先生の影響です。
アルバイトなんて肩書きに関係なく、こんなに誰かを後押し出来るんだ!ということを教えてくれました。
実際に家庭教師をしていて感じますが、中学生の数学でも、一目で分かる解説を手書きで作るのは時間も頭も使います。あの難問を毎週教えてくれていた先生は誰だけ骨を折っていたか、想像もつきません。
永野:やはり先生というか恩師の出会いって大きいですよね。私にも今に行き着くまでには、いくつかの恩師との出会いがターニングポイントになってます。
1人目は、もう既に廃校になってますが、4歳の頃から通っていたピアノ教室の先生。本当は何かの音楽番組を見て、「あれやりたい(ギター)」と言っていたらしいのですが、私の地元の小さな田舎町には、そんな洒落た習い事などなく、ピアノは全ての音楽の基礎になるという理由で、保育園時代お世話になっていた園長先生が、夕方になると、園内で子供たちに教えていた小さなピアノ教室に通い始めます。
なおこ先生(いつの間にか園自体が廃校になり、20年以上お会いしてませんがお元気でしょうか?)という優しい先生で、なんとなく週1回30分、先生に会いに行ってる感覚で、ダラダラとですが10年近く続けました。今のベースは間違いなくその先生との出会いがきっかけです。
中高は私もバスケや陸上に熱中していたので、一度音楽から離れました。
高校時代、鹿児島の某進学校に進んだものの(入学当初は学校の教員を目指していた)、0限目授業(朝7時台からの授業)などもあるスパルタ高校で、段々とついていけなくなり、途中からは勉強そっちのけで遊び呆け、3年生になって進路変更。
クラスのほとんどが、大学進学を希望する中、クラスではたった一人、自分の好きな音楽の道に行こうと決意し、音大受験の勉強を始めたわけです。
みんなが授業中、受験対策やセンター試験対策で勉強している頃、私は担任の先生に許可をもらい、一番後ろの席で、ただひたすら楽典や理論の本を広げずっと音大受験勉強。
学校が終わると、音大受験に特化した先生が当時は鹿児島市内にしかおらず、電車で2時間かけて鹿児島市内まで行き、帰りは終電(故郷は鹿児島の田舎なので2時間に1本の電車しかなく、しかも22時くらいが終電なんですが)で帰る。そんな生活を1年近く続けました。
その時の受験対策をしてくださった鹿児島県では数少ない作曲家の先生(吉嶺史晴先生、今は四国に移住されてますがピア二ストの(堀由布子)先生との出会い。結果的になんとか音大一発合格するんですが、基礎も抜け落ち、音楽知識もほぼ0からやり直しの中、時に厳しく最短ルートで合格に導いてくれた二人目、三人目の恩師です。
(ピアノの堀先生とは今も交流があり、毎年四国でイベントの企画やコンクールの審査員などでお仕事をいただいております。)
これが音楽の道に本格的進むターニングポイントの先生方でした。
そして、最後に音大時代。私の所属していた作曲学科は、学部の中でも特に、幼少期から英才教育を受けてきた超優秀なエリートばかりで(絶対音感・即興演奏は当たり前、楽器も難なく複数こなし、楽器不要ペンと五線譜さえあればその場で複数編成の作曲が出来てしまい、入学時で既に理論も網羅している)、
とまぁ、そこそこ田舎では、音楽に関して大抵の事が井の中の蛙でいましたが、レベルの違いにカルチャーショックを受けたわけです。
入って早々、劣等感を感じまくっていた中、2年次に当時山梨大学と私の通っていた音楽大学の両方で指導されていた、作曲家の吉原太郎先生に出会い、
先生の創る音楽の影響で「あー音楽はもっと自由でいいんだー」という発想に助けられ今も続けてこれています。
(その先生ともまた、都内や山梨県内などで音楽イベントなどでご一緒させていただく機会があり10数年たった今も親交があります。)

参照:山梨県内で参加させていただいて音楽フェス(富士電子音響芸術祭)など。
私の業界だと音楽の師匠という形になりますが、それがM先生という先生だったのでしょうね。間違いなく、これからの人生でも大事な先生の一人になってくると思います!
さてさて、そんな高校時代までを過ごし、その後、獣医学部の方向に行くという進路をお選びになったということや、それが関西から北海道だったというきっかけ、理由も伺ってよろしいですか?
真瑠先生:はい、私はどうしても獣医学部に行きたかったので、周りが医学部、京大東大と言う中では珍しくひとり北海道に飛び立って来て、今に至ります。
獣医学部に行きたいと思った理由は、次に詳しくお話ししますね。

獣医学部を志したきっかけとこれからの展望

真瑠先生:私が初めて獣医さんなりたいと思ったのは、9歳の時。ありきたりですが、愛犬が病気をして動物病院に駆け込んだ時に見た獣医さんがとてもカッコ良くて頼もしかったからです。
真瑠先生幼少期の写真(妹さんと一緒に)
「10年以上同じ夢を持ち続けるなんてカッコいい!って思いませんか?」
私もそう思っていました。だから、恥ずかしながら大学に入るまで、獣医以外の選択肢には目もくれず、半ば自分に言い聞かせらように獣医志望一本で来ました。
ところが。大学に入って獣医の勉強を始め、実際に様々な獣医師の仕事の話を聞くうちに、何となく違和感を感じ始めました。
一言で言うと、好きと仕事は違う、と。
当たり前のことなのですね。
好きと仕事が共鳴する職業も有れば、仕事が好きを押しつぶしてしまう職業も有る、と自分なりに気づいたのです。社会に出てお金を稼ぐということは、どんな仕事でも我慢や忍耐が伴うけれど、そこに人生をかけたやり甲斐があるから、頑張れると思うのです。
私にとって、人生をかけるやり甲斐ってなんだろう…。と二十歳になって初めて考え始めました。
振り返ると、私は言葉と、それを紡いで誰かに伝えることが得意だと気付いたのです。
私が書いた手紙や詩で誰かが泣いたり笑ったり、人間味のある温かい反応をしてくれる。
それが嬉しくてまた書く。これを仕事に出来ないかな、と思いつきました。そして初めて見つけたのが、コピーライターという仕事でした。
思い立った時に踏み切らなければ、もう二度と同じチャンスは来ないかも知れない。だけど、実家を離れてまで獣医という狭い門をくぐらせてもらった以上、大学の友達や親には相談出来ませんでした。
二の足を踏んでいる私の背中を押す、というより叩いてくれたのは、小学校時代の恩師です。

永野:ここでも恩師の言葉が支えになっているのですね。確かに若いと色々な可能性がありますね。実は私自身音大で挫折していた頃、趣味の1つであるサッカー鑑賞を活かして、本気でサッカーライターになろうと思った時期もありました。
資料を取り寄せてライター養成講座のスクールに通うか悩んだり、ライターで稼ぐための本も読み漁りました。もう15年以上前ですが、ちょっと私の過去にも似てますね。笑

そんな懐かし日のことを思い出し、今の事務所の本棚を見たら当時の本が数冊紛れ込んでました(笑)
さて、話戻ってその先生からの一言と、実際にどのような行動に繋がっていくのでしょうか?
真瑠先生:その先生から
「まだ若いんや!やりたいことやって当たって砕けろ!」
という一言で、私は貯金を崩してコピーライターの養成講座に通い始め、更には東京に拠点をおくフルリモート体制のメディア関係の会社でインターンを始めました。

その結果、

「私って、井の中どころか桶の中の蛙なんだ」
というのが、最大の気づきでした。
それは、私にとってマイナスではありません。世の中はこんなに広くて、複雑で、未知に溢れているのだ、ということ。
そして、デジタル化されていく時代の中で、言葉の力があらゆる業界で見直されていること。
コピーライターというのは、ひとつの切り口に過ぎません。
小さい頃に読んだ絵本も、習い事も、受験勉強も、獣医学部で勉強したことも、何ひとつとして無駄なことはないと思っています。私は、言葉から、人に届ける、創り出す仕事をしたい、と思っています。まだまだ、模索中ですが。
永野:そうですよね。おっしゃっている通りだと思います。
以前会社のブログでも書きましたが、全ての経験は一本の道にたどり着くということを実体験を持って感じています。私は、20台前半で運よく、夢だった音楽を作る業界に就職出来ましたが、理想と現実のギャップですぐに辞めてしまい、その後無関係の職を転々としながら、この業界に経営側として戻ってきました。実は無関係に思えたこれまでの職歴の経験は、全て今の仕事に役立っているということでこのブログを書いています。不思議なもんですねー。
さて、真瑠先生のこれまでの経歴などが聞けたところで、授業のことについてもお伺いしたいのですが、今回ことわざと、四字熟語をテーマにした授業を開設されようと思われたきっかけについても教えていただけますか?
真瑠先生:はい。同じ科目の授業でも、引き込まれる授業と、眠たくなる授業がありますよね。それは、伝え方、つまり言葉の選び方に最大の違いがあると思います。
授業に限らず、日常会話でも、もっと話をしたい、と思わせるような人がいます。
どこで違いが生まれるのだろう、と考えると、もちろん性格もありますが、少なからずその人のもつ頭の中の辞書の分厚さが関わっていると思うのです。
脳がどんどん新しいことを覚えられる小学生の生徒さんたちに、言葉の面白さを伝えたい。そんな思いで授業を考えました。
なるほど、ありがとうございます。今日は色々とお話が聞けてよかったです。以前もお仕事でご一緒させていただき、先生の独創性溢れる授業は大変面白いなーと感じていました。また、言葉に焦点を充てた多くの可能性を見出してくれそうな授業だということも感じています。是非、言葉の魔法で、お子様の感性をどんどん引出して欲しいと思っています。授業は下記の内容にて開催予定となります。スケジュール発表まで今しばらくお待ちください。
それでは今日は栗山真瑠先生にお話を伺いました。真瑠先生貴重なお時間いただきありがとうございました♪

栗山真瑠先生の授業詳細

講座@ことわざを学ぼう

対象  小学生(低中学年)

授業内容

前半期:日常的に浸透している有名なことわざの意 味を学ぶ。

後半期:あまり浸透していないが、似たことばや表現 で違う意味を持つものなど、マイナーなことわざを学ぶ。

毎回の目標

習ったことわざの意味を覚えて、例文を作る。

最終課題

授業を通して習ったことわざのルーツや表 現をヒントに、新しいことわざを作る。

講座A四字熟語を学ぼう

対象 小学生(中高学年)

授業内容

前半期: 四字熟語をレベル1〜5に分けた内の1〜3について学ぶ。

後半期: レベル4,5について学ぶ

毎回の課題

授業で学んだ四字熟語の漢字と意味を覚え、事例を考える。

最終課題

オリジナルの四字熟語を考える。

保護者の皆様へ(授業コンセプト)

「この人の話って何か面白くて引き込まれる。」

中高生、大学生、さらには社会人とコミュニティがどんどん広がっていくなかで、そう感じる経験が何度もあると思います。

そう感じさせる人の話は、表現力に富んでいます。

表現力のある人は、言葉に精通しています。

いつの間にそんなたくさんの表現や言葉を身に付けたのでしょうか。

国語の授業に「表現力」というカリキュラムはありません。授業という枠でくくられた勉強ではなく、日常生活のなかで言葉に触れ、感じたことを自分の言葉で考え紡ぐ小さな経験を積み重ね、やがてそれが表現力となるのだと思います。日本には古人が残した豊かな素晴らしい言葉がたくさんあります。

「自分で紡ぐ言葉」のきっかけになるような授業を届けたいと思います。

以上、本日は栗山真瑠先生のインタビューについてお届けしました。

次回も続々決まっております。乞うご期待。

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