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2020/02/01

私の周りの世界人にインタビュー

私の周りの世界人vol.8「日本から英国へ渡った美容師」蜷川達郎

先日よりMCジョイアスの英会話レッスンヴァージョンアップさせていただくお知らせをさせていただいております。「ページはこちら」それに伴いこの記事の目的は、英語教育に関するあり方や、私たちが目指す英語教育の方向性やポイントだけでなく、世界中を旅し、世界で暮らし、世界で働く私の身近な人達にインタビューし、様々なエピソードなども紹介することで、語学のあり方と、世界についてもっと身近に知って頂ければと思っています。
さぁ、このシリーズもこれが8回目です。
今までは私の友人、知人のインタビューが続きましたが、
現在は単身ロンドンに渡り、生活する蜷川達郎さん(以下蜷川さん)の登場です。
この度は、スクールの企画にご協力いただき、本当に感謝です!それでは、早速インタビュー開始です!蜷川さんよろしくお願いします。
目次

世界人vol.8 蜷川達郎

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蜷川さん:こんにちは、蜷川達郎1996年10月3日生まれで、愛知県の出身です。
美容師をやってまして、現在はyms(イギリスワーホリ)のビザでロンドンへ渡り在住10ヶ月目を迎えます。
学生時代に家族旅行でイタリア周遊に連れてってもらいその時人生初の海外で、言語も人も文化も建物も全てが違う事に感動して海外に興味を持ち、『いつか海外で生活できたらいいなぁ』というボヤっとした感情は常に持っていました。
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初めて海外に行った時のミラノのドゥオーモ
画像 筆者:おー初めての海外がイタリアだったんですね。ちなみに私も初海外はイタリアです。20か21歳くらいの時に、研修の一環で2週間滞在しました。
あまりにもその当時のイタリアの印象が良すぎたので、30歳の時に新婚旅行で奥さんともう一度イタリア周遊しました。
何と言っても、あのヨーロッパ特有の町並みや雰囲気、歴史的な建造物、音楽や芸術。バールで飲む1Euroエスプレッソに、ワインやグラッパ、そしてサッカー観戦、何よりイタリア人特有の人々の陽気さや明るさ、どれを取っても最高の国ですね。
また時間があれば行きたくなっちゃいます(笑)
さて、ではみなさんに自己紹介をお願いします。

自己紹介と英国へ渡ったきっかけ

蜷川さん:はい。18歳から美容師を名古屋でスタートし、1年後日本のトップレベルの技術を勉強したいと思い上京して都内有名サロン『MINX』に19歳で入社しました。
2018年の7月、営業中のお客様(昔ロンドンに住んでたことのある方)との会話の中にイギリスワーホリの抽選(youth Mobility Scheme(通称:ymsビザ)は1年に1000名の枠でランダムに決まりイギリスはワーホリ人気国の為抽選倍率20〜50倍と言われてるみたいです。)
が、翌週ある事を教えてもらい何も考えずに応募したらまさかの当選してしまい、
これはもう『イギリスがおれを呼んでいる!今がタイミングだ!笑』
と思い、当選報告の翌日退社の旨を会社に伝え会社側も
『お前はそう言う突拍子のない事を言い出しそうな奴だから別に驚かない。頑張ってこい』
と送り出してもらい、2019年2月末付でMINXを円満退社、3月末に渡英しました。
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東京の『MINX』でお世話になったスタッフの皆様
行こうと思ったきっかけはそれ以外にもありまして、
ロンドンは美容の技術においても世界的にトップクラスであり、世界のトップの技術を見てみたかった事、またアーティスト文化がとても発達している、言語が英語である事、
また身近にオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、セブ島などにワーホリにいったり留学に行ったりしている子はいたのですが、イギリスに行ってる人はいなかったので単純に『かっこいいかなぁー』っというのも一つの理由です。笑
昔からあんまり後先考えずに行動するタイプなので行ったらなんとかなるだろう精神でした。笑
そこから3ヶ月語学学校に通いそのあと前社の時の先輩の紹介から繋げてもらい、
現在はロンドンのCovent garden にあるShunji hair&make upという日系美容室で美容師をしています。海外の方の骨格、髪質などの違い、接客業であるので言語の壁に日々ぶちあたりながら美容師をしています。
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スタッフとロンドン郊外のBrightonに出かけた時の写真
画像 筆者:皆さんの楽しそうな写真の数々ありがとうございます。少し記事でも使わせていただきますね!
さて、仰るように飛び込むこと、勢いって大事ですよね。それは、今回インタビューした全員に共通した特徴です。本当にポジティブな発想の方ばかりです。
そして、面白いのがインタビューした人の半分は単語もほとんど理解せぬまま海外に飛び出し、今や普通に馴染んじゃっている(笑)。確かに現地で実際に飛び込んで触れ合うのも大事ですよね。また、本場で本職に触れ合うという経験もとても貴重なことと感じています。
実は私も、初海外の翌年、22歳でフランスのパリへ、現在の仕事の一つでもある音楽制作を学びに武者修行で飛び込みました。もちろんフランス語は何一つ知りませんが(笑)
当時は若気のいたりで、良くも悪くも勢いだけの人間だったので、しばらくダニだらけで掃除もほとんどしてくれない安宿に滞在しながら、現地で開かれた講義に参加していたのですが、1ヶ月後、現地のお客さん集めて、一人一人のお披露目コンサートが開かれるんですね。
その時に現地の生活の中で沸いたインスピレーションで作った、お国柄を表現した作品を発表して、現地の作家や、お客さんにだいぶコテンパンに批判されました。
タイトルは「アリ(俺たち日本人)とキリギリス」。だったかな。笑
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今も大事にとってある当時(15年前)の写真
苦い記憶ですが、それでもフランス人の感性や、自分の作品のことを語りだしたらワイン片手に、朝までずっと語っていられるくらいの作品への想いや説明責任。私なりに刺激的だった時間を思い出します。
…あ、ちょっと昔話に感傷的になりそうなので話題を変えて、、そうそう今回弊社の従業員と今回お知り合いということでご協力いただくことになったんですよね?
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蜷川さん:そうですね、MINXの時練習モデルとして協力してもらっていました!そこから仲良くなり飲みに行ったりロンドンに行ってからもたまに連絡とったりしますね!
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筆者:なるほど、今回協力感謝です。ところで、みなさんにお伺いしてるんですが、学生時代の語学力や英語の成績はどうでした?

学生時代の英語について

画像蜷川さん:学生の時は英語が嫌いすぎて中学1年生の授業の『Because』を習い始めた頃からもう訳が分からなくなり英語の授業は全て睡眠の時間でした。テストは全て選択肢のある問題のみを鉛筆を転がして回答してました。高校では英語のテスト赤点常連でした。学生時代は、
『おれは一生日本からでないから英語なんて必要ない』と本気で思っていました。笑
渡英が決まってからは中学英語の教材を買ったりしましたが買って満足。と言う感じでした。ネットで調べると
『日本で勉強するより海外に行ってしまった方が早い、その方が話せるようになる!』
というどこかのサイトの文になぜか感動して
『よし、じゃあ実際に本当に話せない奴が海外で生活したらどーなるのかを身を持って体験しに行ってやる。』
と渡英直前は謎の自信を持っていました。笑
この時は5w1hなんて知らないし、Be動詞、一般動詞の違いもわからない、出川イングリッシュよりも話せないレベル。Can I have~?という決まり文句すら聞いたこともないレベルでした。
画像筆者:…(笑)。ちなみにそこから英国の現地に飛び込んで何か、驚いたことやエピソードなどありますか?

海外でのエピソード

ホームステイ先の話

画像蜷川さん:はい、最初の3ヶ月はブリティッシュの家族のところにホームステイをしていたのですが、当たり前ですけど言っていることが1ミリもわからないので家のルール
『鍵は何時以降は2重ロックを閉める、ご飯は何時ごろまでにいるのかいらないのか連絡してね!、お風呂は深夜遅くはやめてね、』等々が全く分からず毎回毎回家族には迷惑をかけていました。
2人の子供(6歳と8歳)の子もいたのですがその子達とも会話にならないし、『遊ぼ!』と誘われることすら気付かないレベル。
でもとてもいい家族で今でもクリスマスパーティーに呼んでくださったりととても仲良くして貰っています!
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ホームステイ先に招待してもらったクリスマスパーティーの写真

携帯等貴重品を3回も盗られる話

画像蜷川さん:2つ目の事件は、これもう不注意でしかないのですが、この時は警察に行って被害届を出したり、カード会社、携帯会社、日本の保険会社、等々もう大変すぎました。(もちろん全て英語)
ホームステイファミリー、通っていた語学学校のスタッフ、先生達、周りの友達に助けて貰いながら何とか切り抜けました泣
そのおかげ?もあって語学学校のスタッフや先生達とは毎月会うくらい仲良しになりました。笑

ファイブガイズ事件

画像蜷川さん:そして3つ目の事件はファィブガイズというハンバーガーチェーンに行った時。ここはパンと肉以外のトッピング(ソースや野菜などなど)を全てスタッフに直接オーダーする仕組みなのですが、僕はそのシステムを知らずにお会計をして、その後に店員さんに『ソースはどうしますか?野菜はどうしますか?』と沢山聞かれたのですが僕はオプションで追加のメニューのおすすめをされている、と勝手に思い込み全て『NO』と答えました。
『Are you sure ?lol』と最後に聞かれましたかその意味もわからずに、、、結果1500円くらい払って出てきたのは素のパンと肉のみでした。。。(ソースも一切なし)など数えたらきりがないくらい、もっとたくさんあります(笑)
画像筆者:ありがとうございます。色々出てきますね(笑)日本では当たり前のことが国によっては異なる。カルチャーショックの話ですね。でもこれって、日本の文化やサービスがとても素晴らしいということの裏返しでもあるんですが、いろいろ経験してますね(笑)二つ前で紹介したオランダまりぽささんの話の中にも出てきますね。vol.6「7ヶ国語を彩る世界人」オランダまりぽさ 
そんな中、「よし、英語の勉強をやろう」と決めたと思われるのですが、その際の独自勉強法などもあれば教えてください。

英語の勉強法について

画像蜷川さん:基本的に勉強はロンドンに住み始めてから『このままではいつか死んでしまう。』と思い勉強をスタート。
語学学校はもちろん1番下のクラスだったので、「I am you are」のレベルからスタート。
またもちろん全て英語での授業なのでもう最初の1ヶ月は全てが謎でした。Google翻訳がなければ多分死んでいました。
あとは日本から持ってきた中学英語の文法の教科書をひたすら勉強し、もともとお酒も好きなので友達とpubに行きひたすら話す、Netflixを英字幕で訳わからないながらに見まくる。フォニックスを徹底的にやる、podcast を聞いて勉強、お客様との会話、先輩とお客様との会話を盗み聞く、幸い同僚に英語が堪能な日本人がいるのでわからない事が有ればメモって全て聞く、などなどです。
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お世話になった語学学校の先生
画像筆者:ありがとうとざいます。とても具体的にありがとうございます。
経験されているからこそですね。フォニックスの重要性。
そして結局英語は使わないと身につかないので、
日々反復、訪ねて理解する。の繰り返しなんですよね。
日本にいるとそんな必要は全くないんですが、海外にいると自然と置かれた環境で「やるしかない」という状況になりますもんね。
蜷川さんが仰っている勉強法はまさに、スクールの子供達にも伝えたいことでもあったりします。最後にこれから英語を学ぼうとする人や、すでに通っている生徒たちに何かメッセージがあればお願いします。

英語を学ぼうとする皆さんへメッセージ

画像蜷川さん:基本的に僕みたいに勉強を放棄してなければ日本人は英語の構造は理解できているはずです。
でも英語は言語であるので1番使用頻度が高いのは『聞く、話す』ことだと思います。
なのでリスニングと発音。
特に日本人は発音はBとV、LとR、GとZ、SとTHを特に重点的に(口の使い方も含め)やった方がいいと思います。
あとはかっこいい話し方をする人(僕の場合は赤西仁さん、やまぴーなど)を無駄に真似する。
最悪文法なんて全くわからなくても知っている単語とGoogle翻訳でなんとかなります(実際に僕もこれでなんとか生きてます。)が、伝わらなかったら何の意味も無いと思います。
後はとにかく英語に触れて、話す話す話す!
やっぱり友達との会話が僕は最も大切で1番近道だと思いました!
あとは僕は別にネイティブ並みになりたいと最初から思ってもいなくて(もちろんなりたいですが笑)『とりあえず意思疎通を取れる様にする』を目標に頑張っています。
あまり目標を高く掲げすぎて挫折するくらいだったら自分のペースで学んだら触れたりする方が長く続くし結果的にいいと思います。
画像蜷川さん:身をもって体験しましたが本当に英語が使えると世界が広がります。
もし英語が使えるならかっこかわいい外人さん達ともコミュニケーション取れるし、海外旅行に行っても友達作れたりするし、
特にヨーロッパの人達はみんな2カ国、3ヶ国語を話せて当たり前(英語と母国語を含めた)なので、日本人はいろんな意味で本当に『井の中の蛙』状態の人が多いと思います。
また日本を離れると日本が好きになると思うし日本の素晴らしさに圧倒されると思います。(街の綺麗さ、電車のクオリティ、コンビニ、安くて美味しいご飯、丁寧すぎる接客、治安の良さ、文房具のクオリティ、トイレは間違いなく世界一です)日本の素晴らしいところは数えたらきりがありません。
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「本当に英語を学ぼう!」
思った時点で生徒さん達は大正解だと思います(むしろ世界基準では当たり前)なので
是非楽しく継続して沢山失敗して頑張りましょう!
僕も頑張ります!

蜷川さんの情報はこちら

ロンドンでの美容師としての日常や、海外生活などを色々と垣間見ることができます。
Instagram  @i.am.tatsuro
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蜷川さんが勤務されている、ロンドンの日系美容室はこちら
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Shunji hair & make-up

終わりに

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筆者:世界の基準は英語です。英語はどの国に行っても必要で、正直英語が全く通じない国の方が少ないくらいです。海外を旅すると英語で尋ねられることもあります。その時に、逃げ道として「 I don’t speak english」としか言えない自分に、情けなくなることがありました(実体験)。
これからの時代、より世界の人がボーダレスに垣根を超えて、交流や関わりが多くなるグローバルな時代に突入する未来において、今まさに世界人として世界を体感している蜷川さんのメッセージは、大変希少で貴重なものだと感じました。
是非、仕事にこれからの人生に、素敵で楽しいロンドン生活をエンジョイしてください。
これからの活躍心から応援しております。というわけで、本日は、単身ロンドンで美容師の美容師、海外生活蜷川達郎さんをご紹介しました。
ではいよいよこのシリーズも次回で9回目。
誰が登場するかな〜?乞うご期待。

今日はこの辺で。Cheers!

Music&Culture Joyous(MCジョイアス)筆者こと

永野隆満でしたー。

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