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2023/06/07
その他
Max/MSPレッスンでアートの想像は無限大(宮前区菅生、オンライン電子音楽創作レッスン)
Max/MSPを使ったレッスン。
先日より、当スクールの工藤先生レッスンでMax/MSPを使った個人レッスンを行なっております。
音楽大学や芸術大学、美術系大学などで音楽やアートを本格的に学んでいる方、
特にメディアアートや電子音楽、エレクトロニカ、アンビエントなどに興味のある方
は聞いたことのあるソフトウェアだと思います。
maxとは、視覚的・直感的なプログラミング環境のこと。
もっとわかりやすく簡単にいうと、
プログラミングの要素と発想、パッチの組み合わせを駆使して、
多様な機能を持つ「箱」を「線」でつなぐことで、視覚的に簡単にプログラミングする(オブジェックトのパッチング)ことができ、
その発想でリアルタイムにライブや、インスタレーションにおいて、自分が意図するアート表現を可能等するソフトウェア。
そして、工藤さんが最も得意とする分野でもあるのです。
彼と共に作った作品としては、
ポップコーンが出来るまで。
という楽器をかき鳴らし、爆音を収音装置で拾い集め、ある一定の値まで爆音を拾うと
音のゲージが溜まり、電力が流れ、ポップコーン装置が起動するという奇天烈な音楽作品。
学生時代、大学のアートの祭典「インターカレッジ」というものが開かれました。
その時にも工藤さんのmaxが大活躍。
http://ic.jssa.info/ic2006/concert.html
※当時の解説発見。なつっ!中二病満載(笑)
その際に大活躍したのですが、
背景に映像を流し、
演奏はMIDIサックスを吹き(永野が担当)
|
映像とサックスをPC上で細かく操作するためにmaxを使用し(工藤が担当)
それらをMIDIコントローラーで制御する。
|
といった作品ですが
(こちらがmidiサックスと会場で記念に私)
サックスの役割
通常の楽器として使用するだけではなく、
作品全体のコントローラー発動機の一つとしても使用しており、
例えばブレスの強さによって、背景に映し出された映像の鮮明度が変わる。
とか、高音のドの音を吹くと作った映像にエフェクトがかかり始める。
とか、レの音を出すと環境音が流れ始める。
あるフレーズを吹くと、爆発音のスイッチが起動する。といった仕掛けが施されていました。
このように、
Max/MSPは、発想次第で大変個性的で、視覚的にも面白い作品の数々を作り出せるツールだったりするのです。
話もどり、最近Max/MSPが再注目されているのか、
当スクールでもMax/MSPのレッスン行うことになりました。
Max/MSPでシンセサイザーの仕組みを覚えよう
ちょうど今、工藤さんが指導を行い
このような画面で、
シンセの仕組みを実際に、
このように画面上でプログラムを組み解説に使った実際の画面です。
Max/MSPや当時の活動を思い返しながら、実に音楽や芸術の表現は無限大であると感じます。
無調音楽だから調性音楽、このジャンルだけ、、、
ではなく生徒には幅広い視点や感性でどんなジャンルも「面白い」と感じ、
多くのものに触れて欲しいなーと思っています。
久しぶりにmaxを使った作品でも頑張って作ろうかしら。
今日はmaxのお話でした。
工藤先生のインタビューはこちら
初めてMax/MSPを学びたい方はこちらの本がおすすめ
工藤さんのmaxの師匠が書いた本
初めてのmax/msp 大谷 安宏 / ビー・エヌ・エヌ新社 [単行本]
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