音楽コラムvol.5遊び心から生まれた校歌

私の母校の校歌には、前奏、間奏、後奏が、ありませんでした。

先生の指揮に合わせて、最後まで「セーノ!」の気分で歌う。

私たちが入学すると同時に、音楽の先生が転勤していらしたんですね。

 

数カ月したときでしょうか、歌う前にメロディが流れてきました。

そう、その先生が、ジャズピアノ的に、前奏、間奏、後奏、を作曲したのです。

そして、数十年経った今、そのメロディが校歌の正しい楽譜になっています。

 

このことは、学校史にも書かれていません。だから、私たちは前奏ができた目撃者というわけです。

 

音楽の授業中も、ピアノを上手に扱っては(いろいろと噂があって、うちの母校に来たというから、やる気がなかっただけかも)、

なんだろう、演歌風に歌いやすくピアノを弾いて、合唱させるんでした。

 

私たちもそのメロディが心にしみて、授業が終わると、口々に、口カラオケで、歌ったりしてね。

プロのピアニストには、曲をおもちゃにするなと叱られそうですけどね。

伴奏で弾くピアノは、歌いやすいことが一番で、歌いやすい気持ちにさせるのもやっぱり一番だと思うんですね。

それには、遊び心の溢れたピアノが合ってると思うのです。

 

クラシック歌うときも、完全に間奏が北島三郎さんの「は~るばる来たぜ函館」だった気がします。そんなユニークな先生に出逢うと、ピアノが心地良い響きに変わります。

 

 

 

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